湯川寺ブログ

#お寺の日常

赤ちゃんから教えてもらうこと

鼻の手術で絶賛入院中の副住職です。

そんな入院中に我が子がちょうど生後1ヶ月を迎え、

妻から画像が送られてきた。

赤ちゃん

月日が経つのは早い。

令和2年1月2日の朝から病院へ駆け込み、

3日の夜9時3分、

長男が誕生した。

およそ38時間耐え抜いた妻の頑張る姿、

母の強さを身をもって感じた。

立ち合い予定だったのだが、

病院を急遽移ったこともあり、

最後の立ち合いは出来なかった。

まだかまだかと待つ中で、

命ってすごいことなんだなあと思い、

分娩室の前で1人こっそり泣いたのは、

自分だけの秘密である。

赤ちゃん

その時にならなければ分からないことが世の中には沢山ある。

出産を間近で見て、親になって。

今、初めて感じる気持ちがここにある。

いのちや繋がりのことを法話などでする中で、

足りなかったパーツがいま埋まった気がする。

命は尊いし、ありがたい(有難い)のだ。

今こうやって妻と2人で可愛がって育てているのだが、

よく考えてみると、

自分の両親も、きっと同じ気持ちで私のことを育ててくれていたのだろう。

同じ立場になってみてよく分かる。

もしブログをご覧の方で親とうまくいかなかったり、

喧嘩中だという方がいたら、

見方を変えてみてほしい。

見方を変えると味方が増えますよ。

1月3日、忘れられない日になった。

誕生日にはおめでとうだけでなく、

産まれてきてくれてありがとう、産んでくれてありがとう。

感謝を伝える日にしよう。

あたりまえのような命全てがありがたいのだ。

長い時間をかけて産まれて、

かけがえのない命であることを教えてくれ、

魅力的で社交性のある、

立派な人になって欲しいことを願い込めて、

長男、大貴(だいき)と名付けた。

皆様よろしくお願い致します。

赤ちゃん

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