湯川寺ブログ

#お寺の日常

鼻手術入院日記

鼻の手術から1ヶ月が経った。

鼻炎で苦しんでいたり、鼻の手術を検討している方の参考にもなればと思う。

 

いつからだろうか。

鼻水と鼻づまりがひどいと感じるようになったのは。

自分の記憶では東京の増上寺で修行していた時から、

耳鼻科にも通うようになったような。

今から十年前のことである。

月日を重ねるごとに鼻炎が悪化し、

お参りにも影響したり、

苦しくて飛行機で助けを呼びたくなったり。

不安要素を解消するために手術を受けることにした。

 

今回は、

・後鼻神経切断術(鼻水やアレルギーに関する神経を切断する)

・鼻中隔矯正術(鼻の中の曲がりをまっすぐにする)

・下鼻甲介切除術(鼻腔の中を広げる)

3つの手術を合わせて行うことになった。

かかりつけの耳鼻科の先生の紹介で、

北大の鼻専門医の先生が手術予定で函館中央病院に入院した。

ここからはなんとなくの時系列で振り返る。

病室

2月3日、入院の日。

午前10時入院、次の日の手術に向けて、

色々説明を受ける。あとは自由。

シャワーも浴びて、気分爽快。

本も読んでテレビも見てブログを書いてご飯を食べて寝る。

こんなに余裕かましていたのはこの日だけだった(笑)

初日が1番の休息日である(笑)

 

2月4日、手術の日。

手術室に入るとめちゃくちゃ明るい音楽が流れていた。

あっという間に準備も終わり、麻酔投入。

何秒耐えれるかな、なんて思って頑張ってみたが、

10秒くらいでもう眠ってしまった。

気がつくと3時間半が経過。

訳が分からないまま、病室に戻る。

もう終わったんだ、痛くないしよかった!と

思ったのも束の間、両方の鼻にはガーゼがぎゅうぎゅうに詰められており、

超絶息苦しいのだ、助けて。

苦しくても逃れることが出来ない地獄のガーゼ生活が始まった。

ここから5日間のガーゼ生活。

口呼吸しかできないので、イメージするならば、

海などで使うシュノーケル🤿 をずっと着用しているような感覚だ。

ご飯を食べる時も寝る時も常に鼻が塞がれているために、

絶望の連続だった。

ごはんを食べても味がしない。

日中は気を紛らわすために病院内を無駄に徘徊したり(笑)、

買いものする物もないのに、病院内のコンビニを見に行ったり。

面会も基本的に禁止の時期だったので、実に孤独だ。

そして、口呼吸しか出来ないので全く眠れない、

睡眠時間は1時間か2時間くらいだったと思う。

あまりにも寝れなくて、

むしろ眠ってしまったら呼吸止まって死ぬかもと思ったり、

人生初の睡眠薬を処方してもらって無理矢理寝た。

夜はただ耐えることしか出来ないので、

3日目の夜には泣きそうだった(1回目)

病室

普段お寺にいると休みが無いので、

入院中に休めるぞ!ニッコリ( ´∀`)

なんて思っていたのが嘘みたい。

早く帰りたかった。

 

心が折れそうになりながら、5日目の朝。

待望のガーゼを抜く日だ!!

先生が引っ張ると、片方の鼻からガーゼが3枚出てきた。

ごっそり抜いた瞬間、風が吹き抜けた。

いきものがかりの【風が吹いている】のサビが脳内で流れた。

処置室を出た後、病棟の廊下で小さくガッツポーズをした。

嬉しくて泣きそうだった(2回目)

 

ガーゼを抜いてからの食事は美味かった。

そして何よりも驚いたのが、香りだ。

ごはんってこういう味だっけ?

コーヒーってこういう香りだっけ?

何を言ってるんだこいつは?と思うかもしれないが、

私の中の今までの味や香りの記憶が劇的に変わったのだ。

なんでもはっきりと味や香りを感じ、

美味しく食べれるようになった。

あんなに美味しい病院食は初めてだ。

嬉しくて泣きそうだった(3回目)

病院食

そして入院から9日目、天気も快晴。

退院の日だ。

荷物をまとめ、看護師さん達に挨拶をし外に出た。

こんなに太陽って眩しかったっけ?と思うくらい

日差しが暖かくて、泣きそうだった(4回目)

 

そして手術を終えて今、1ヶ月が経った。

出血も無く、鼻詰まりも解消され、鼻呼吸できるようになった。

何よりも鼻炎や鼻詰まりによるストレスが、

100から0になったのは最高だ。

 

気持ちも体もなんだか軽く、明るくなったような気がする。

鼻炎や鼻詰まりで悩んでいる人がいたら、ぜひおすすめしたい。

そして限りある人生だからこそ、早めに行うことを伝えたい。

ガーゼ地獄だけ乗り越えれば、その後はハッピーだ。

もしかしたら人生も変わるかもしれない。

ちなみに私の場合は3つの手術を合わせて行ったため、

ガーゼが5日間だったが、通常は大体3日間程らしい。

少しでも鼻のことで悩む人の参考になれば嬉しく思う。

 

 

色々な物事の見方が変わった9日間でもあった。

ご飯の美味しさ、健康のありがたさ、人の優しさ。

見方を変えると全てが尊い。

あたりまえのようにしていること全てが、

実はありがたいのだ。

あー手術してよかった!

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