湯川寺ブログ

#お寺の日常

お彼岸には夕陽を見にいこう

春のお彼岸ですね。

お墓参りをしたり、おはぎやぼた餅を食べたり。

それぞれの過ごし方があると思いますが、

そもそもお彼岸とはどういう意味かご存知でしょうか。

 

お彼岸という言葉には、

実は反対の言葉があります。

それは此の岸と書いて、

此岸(しがん)といいます。

この(此の)岸とは、私達のいるこの世界を指す言葉なのです。

それに対して反対の彼岸とは、

私達が人生を終えてから行く、彼の(向こう側)の岸のことを指す言葉です。

つまりは極楽浄土などの仏の世界を表す言葉が彼岸です。

分かりやすいのがお寺の本堂です。

彼岸

お寺の本堂を見るとこのように、

段差があって分かれていると思いますが、

図のように、私達が手を合わせて座る場所が此岸で、

仏様のいる向こう側が彼岸の世界なのです。

 

最近では、映画【天気の子】でも、

向こう側の世界として彼岸という言葉が使われたり、

映画【リメンバーミー】でも、

死者の国とこの世界を行き来する場面が多くありました。

 

どこかで先祖や大切な人と繋がっている。

それは遥か昔から人が大事にしてきた考え方であり、

そうあって欲しいという人の願いでもあるのでしょう。

 

じゃあ彼岸の世界はどこにあるの?

という話なのですが、お彼岸の中日(春分の日と秋分の日)は、

太陽が真西に沈んでいく日であります。

その真西に沈んでいく光輝く夕陽の向こうに、

彼岸の世界、極楽浄土はあると説かれています。

彼岸

夕陽が黄金色に輝く様子はお浄土をイメージしやすいですよね。

そして夕陽がいつも私達を暖かく照らしてくれているように、

阿弥陀様やご先祖様達もいつも暖かく見守ってくれているということを感じ、

お彼岸のお参りをしたいものですね。

 

お墓参りに加えて、たまには夕陽も見に行って手を合わせてみませんか。

今までなんとなく眺めていた夕陽が、

なんだか少し特別に見えるかもしれません。

彼岸

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