お彼岸のおすすめの過ごし方【日想観】
【お彼岸のおすすめの過ごし方】
それは夕陽を眺める日想観です。
まずお彼岸とは、人生を終えてから行く向こう側の世界、
浄土宗のお寺においては極楽浄土を指す言葉です。
その極楽浄土の世界はどこにあるのかというと、
遥か西の彼方にあるとお経に説かれています。
ちょうど秋分の日、春分の日は太陽が東からちょうど西に沈む日。
この期間を挟んだ一週間のことを彼岸の期間とし、
日想観に最も適した時期であるとされています。
夕陽を見て感動したり切なくなったりするのは、
きっと私達のご先祖様達も同じように西の空の向こうの彼岸(浄土の世界)を思いながら夕陽を眺め、
その思いが時代を超え受け継がれてきたのかもしれませんね。
キラキラと輝きながら真西に沈む夕陽の向こうに、極楽浄土があるんだと思うだけで、
今までなんとなく見ていた夕陽が少し特別なものになる気がしませんか。
そして夕陽が私達を照らしてくれるように、
阿弥陀様やご先祖様もいつも夕陽のように温かく見守ってくれているのです。
お彼岸だけでなく、日想観はいつでもどこでも出来ます。
夕焼けの西の空をどうぞご覧ください、
あちらが極楽浄土です。
2021年秋のお彼岸 湯川漁港からの夕陽 あの向こうに極楽浄土が。